病院と男性医療事務(僕)と診療報酬

大阪の病院で医療事務をしています。 私の周りで起こったことや、病院のお話などを中心に記事にしていこうと考えています。診療報酬についても少しずつ触れていくことができればと考えています。

2018年01月

人生で初めて歯医者さんに行きました。

つい先日、人生で初めて歯医者に行きました。
私はいままで一切、歯医者というものに行ったことがありませんでした。



子供のころに虫歯で歯が痛いという記憶がありません。
そのために、歯医者に定期的に受診に行くという感覚が無かったのです。



ですが、去年の9月ごろから左の歯がいたくなりだしたのです。
そして!!ついに!!!!
歯医者デビューをしました!!!!



私の歯医者デビューを記念して、記事にしてみたいと思います(笑)。



・【虫歯がいたむ】
実は人生で初めて歯医者に行くと言っていますが、去年の12月半ばに1回受診しているんです。



その時いった歯医者さんでは、左の歯の虫歯を治療してもらいました。
ですが痛みが引かずに、治療された気がしなかったので別の歯医者さんに行くことにしました。



それが今回の治療です。
私の場合、ご飯を食べたときなど左の歯がすこし痛んだり、違和感を感じたりしていました。
また冷たい飲み物を飲んだり、ヒエッヒエの食べ物をたべると歯がしみたりしたのです。



・【はじめての歯医者さん】
私が今回受診した歯医者は職場の近くで、夫婦で歯科医をしている歯医者さん(クリニックさん)でした。



当直明けでしたので、朝一に予約して9:00まえにクリニックに
到着。

クリニック自体は非常にきれいでした。



木造建築の優しい雰囲気で、ガラス窓が大きく取り付けられて
おり、彩光・日当たりもよく、診察を待っている間も気持ちよく
待てました。




待合室には子供が飽きないように、ちっちゃいですが遊び場が
設けられており、テレビには「ペット」という映画が放映されていました。

(このペットとという映画、結構おもしろいです。私は好きなタイプですね。真剣に見ずに、ながら見程度ですむ映画です(笑)。)



・【実際の治療へ】
問診表の記入が終わり、5分程度で名前を呼ばれました。
はじめにレントゲンにて歯の撮影。



丁寧に説明、対応をしてもらい、数分で終了。
この後すぐに、診察室へ。



本日診察をしてくれたのは院長でもある旦那さんでした。
結構若い先生です。
さわやかイケメン院長先生でした。



まずは簡単な問診から。
自分の歯のどこが痛むのか。いつから痛むのか。現状はどういった状況なのかを問診表を見ながら確認しました。



次に先生による歯の確認。
虫歯が痛むということで、一通り歯を見てもらいました。



どの歯が痛むのかを調べるために、風を歯にあてることでしみる
場所(歯)を調べました。

ですが・・・ぜんぜんしみませんでした(笑)。



そこから、歯茎の状態の確認。
歯周ポケットの状態の確認。
そして歯の写真を丁寧に撮影。



一通り診察が終わったら、椅子の前にある30インチほどのテレビぐらいのタブレットに、先ほど撮影した歯の写真・レントゲン写真を映し出してくれます。
その写真を一緒に確認しながら、丁寧に説明をしてくれました。



まず結論から述べると、虫歯で痛みが出ていたのではないみたいです(笑)。
歯が痛む原因は3つ考えられるとのこと。



①親知らずが1本頭を出しており、それが他の歯を圧迫しているために、噛み合わせなどの際に痛むが出ている。



②歯石ができかけているとのこと。その歯石が原因で炎症をおこしているので痛みが出ている。



③これが一番原因として考えられるとのこと。
それが・・・
歯ぎしりでした。
思い当たるふしはもちろんありました。



私寝てすぐに歯ぎしりをしてしまうのです。
しかもタッピングといって、
カチカチっと、なにかを食べているかのように歯と歯をカチカチしてしまうのです。



それに朝起きたときに、あごの疲れを感じます。
寝ている最中に歯を強くかみしめてしまっているので、朝起きるとあごがつかれるのです。



この歯ぎしり等のせいで、歯が欠けている部分もありました。
それに歯ぎしりなどは、歯への負担がすごいとのこと。



歯と歯茎の間かな?にクッションがあり、歯をぐっと噛み合わせることで、このクッションを押しつぶしストレス解消をしてるそうです。
なので人がストレス解消のために、暴飲暴食をするのはこのクッションを押しつぶすために食べちゃうらしいです。



・【今後の治療方針】
歯が痛む原因は分かりました。
とりあえず歯ぎしりを改善します。



そのためには普段の生活から、歯を強くかみしめないように気を付ける必要があります。
そして歯石とり。



今回の受診時には歯科衛生士さんが忙しかったので、先生の診察のみです。
次回に歯石とりをします。



そして虫歯の治療。
先ほど虫歯で痛みが出ていないと言いました。



もちろん痛みの原因は虫歯ではなかったですよ。
ですが他の歯が虫歯でした(笑)。



私が認識していない歯が虫歯だったのです。
とくに前歯4本に虫歯があったので、治療が必要となっています。



・【今回の受診の結果】
前の歯医者の受信は無駄だった。
歯医者選びは大事。
今回の歯医者さんは大当たり。
歯ぎしり怖い。
歯の定期受診大事。



それに今回の歯医者さんは、一緒に写真を見ながらの虫歯などの確認なので、非常に楽しかったです。
自分の歯がどんな色をしていて、どんな形なのか。



また、どういった経緯でこのような歯になってしまったのかを知ることができたので受診して良かったです。



みなさん。自分で虫歯はないと思っていても歯は痛んでいるかもしれません。
定期的に受診をしていない人は、ぜひこのブログを読んだ機会にでも受診してみてください。





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私の担当病棟・・・一般病棟と療養病棟

私が入院の担当になってから2か月ほどが経過しました。
今回はそんな私のお仕事内容・・・といいますか入院に関して少しだけ掘り下げて記事にしたいと思います。



私が入院の担当になった記事はこちらをどうぞ。



「異動になりました」


「男性医療事務・・・入院担当のお仕事の実態は!?」




・【病棟の種類について】
みなさん病院って色々な種類があるのはご存知ですか?
患者さんの容体などによって、入院できる病院などが決まっております。



そして入院する病棟によって、値段も異なってきます。
私の病院では一般病棟と療養病棟がありますので、この2つの
病棟について簡単に、ざっくりとご説明したいと思います。



①一般病棟
基本的には救急で来た患者さん、急性期の患者さんが対象となる
病棟です。
手術をしたり、病状を調べたりするにはこの病棟に入ることが多いですね。



この急性期病棟に入院になった場合には、処置・検査・投薬
指導料などすべて算定されます。
そのため入院料が自然と高くなってしまいます。



②療養病棟
リハビリをしたり、肺炎などで長期に入院が必要な患者さんが
入院します。
日常生活動作(ADL:Activities of Daily Living)の拡大を目指すことを視野に入れています。



リハビリをするにも、リハビリをしたい全ての患者さんが入院できるわけでもありません。
適応した病気にかかっている必要があります。



またこの病棟に関しましては、一般病棟と違って全ての医療行為が算定されるわけでもありません。
そのかわり居住費というものが、毎日発生します。



そして何より重要なのが、医療行為の内容や
日常生活動作(ADL:Activities of Daily Living)によって入院基本料が変わってくることです。



そのために入院している患者さんそれぞれで、入院基本料が異なってきます。
このあたりがややこしいので、患者さんに質問されるとめんどくさいですね(笑)。



・【ざっくり】
今回の記事はざっくりしすぎていますね(笑)。
申し訳ありません。



病院について詳しくない人を対象に書いてみたのですが、
ざっくり、簡単に書きすぎたせいで内容が薄くなってしまった気がします。



また別に記事でもっと詳しくしたいなと思いますので、
今回は以上です。




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世間一般からみた医療事務・・・

医療事務はただの事務職員・・・
そうみられても仕方ありません。



私自身ただの事務職員だと思っていました。
受付やら、会計ぐらいがメインの仕事なんだろうなって。



ですが、実際に自分が医療事務になって気づいたことがあります。
医療事務ってただの事務職員ではないな、と。



・【世間一般からみた医療事務】
以前、先輩職員が患者さんからのクレーム対応をしているを見かけました。
クレーム内容は、どのお薬がどの保険で使用され、どの病名に関連するものであるのかを、説明しろだのなんだの、怒鳴り散らしていました。



「事務職員なんかにわかるはずないやろ!!」
「医者よべ!!医者を!!!」



このクレーム対応をしていたのは、入院担当のトップの人でした。
正直私がその時思ったのは、「医療事務でも十分回答できるレベルの質問やな・・・」と思いました。



・【医療事務の知識量】
医療事務を知らない皆さん。
医療事務って医療に携わることはできません。



ですが、知識だけでしたら本当にかなり持っていると思います。
レセプトをしているわけですから、どの薬が、どの行為(検査)が、どの病名に適応しているのかは頭の中に入っています。



そのため、上記のようなクレームでしたら医療事務で十分回答できるレベルなのです。
もちろん今現状の病態ですとか、今後の医療計画、使用するお薬などを考えるのは無理ですよ。



・【もっと医療事務を!!】
医療事務は機会があれば、誰でもなることができます。
資格なんかなくても大丈夫です。



ただの一般事務と変わらないのかもしれません。
ですが実態は専門職なみに知識が必要です。



そのあたり、もっと評価されても良いのではないかと思っています。
個人的にはもっと世間に医療事務の実態を知ってもらいたいです。



受付や会計だけをしている。給料の少ない職業。
そんな偏った見方ではなく、どんな職業なのかを知ってもらえれば嬉しいですね。




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当院の減点内容 3 パルスドプラ法。

本日は当院の減点内容を簡単にご紹介したいと思います。
以前の減点内容の記事はこちらをどうぞ。


「当院の減点内容1」


「当院の減点内容2」


どこの病院でも減点ってあるかと思います。



基本的に減点のない病院はないです。
どれだけ正しい請求をしていても、減点はされるのです。



何故か気になりますか?
簡単です。



査定をしている先生たちにも、減点しなければならない点数が決まっているんです。
なのでどれだけ正しい請求をしたとしても、減点はされちゃうんですよね(笑)。



・【超音波検査のパルスドプラ法が減点】
まずパルスドプラ法って何?ってかんじですよね(笑)。
わたしもわかりません(笑)。



まずドプラ法というものを簡単に説明します。
ドプラ(Doppler)効果は、遠ざかるまたは近づく物体から発生(または反射)した音は、もともとの音より低く(遠ざかる物体)または高く(近づく物体)聞こえる現象だそうです。
この効果を用いて反射体(ここでは血液内の赤血球)がどちらの方向にどの程度の速度で動いているかをとらえるものが、ドプラ法というものになります。




そこでパルスドプラ法についてです。
超音波の送信波をある長さのパルス波(数波長程度)として送り,その反射波がかえってきた後に、次のパルスを送波するというように、間欠的に送受波を行う手法のこと。
この方法では、任意の位置(血管)で血流信号をとらえることができるのです。



今回この検査をした人には内頚動脈狭窄症の疑い病名がついていました。
血液のつまりが原因でおこるものになりますので、血流を調べる
パルスドプラ法は適応していると思われます。



ですが減点されてしまいました。



・【減点理由】

「疑い病名では算定できません。」



えっ!?!?!?
病気を疑っているから検査しているのに、確定病名じゃないといけないとか、意味が不明です。



しかもその事由が、過剰・重複だそうです。
えぇぇぇぇ~~~。
過剰でもなんでもないですよ。



あれですかね。パルスドプラ法で内頚動脈狭窄症を検査する前に、別の検査をしろってことですかね。



エコー以外にはMRIとが適応みたいですが、MRIよりもエコーのほうが点数低いので、国としてもエコーの検査のほうがいいとおもうのですが・・・



他の病院でも、パルスドプラは確定病名じゃないと減点なのでしょうか。
なんか腑に落ちない減点ですよね。



ここらへんが査定をしている先生の点数稼ぎどころなのかもしれません。



これ以外にも当院の減点はありますので、また別の記事にしたいと思います。




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病院のお医者さん・・・私目線でのご紹介

医療事務ってただの事務だと思っていますか?
そうですただの事務です。



ですが、PCに向かってポチポチ、キーボードを押しているだけの事務ではありません。
思いのほか人間付き合いをしなければならないのです。



先生や看護師さんに、レセプト処理などの際や、書類の処理の際などに確認をしなければならないことが結構あります。



そこで今回は、当院の先生との付き合い方を簡単にご紹介したいと思います。



・【内科の先生】
変わった先生が多いです。
当院の院長は内科の先生なのですが、すごく優しい先生です。



よく会議の際に「職員は家族も同然」だとおっしゃっています。
そのため、院長になにか確認をしないといけない際は、特に気に病むことなく気軽に話しかけることができるので、安心できる先生です。



それ以外の内科の先生・・・
診察時間終了が間近になると、すぐに帰ろうとする。
自分の机の上に勝手に、書類が置かれていると怒る。
単純に患者対応の態度が悪い(笑)。



などなど、いろいろと問題があるように思えますが、基本的には
話しかけやすい先生が多いです。



・【外科の先生】
優しいです。
皆さん気さくにしゃべりかけてくれますし、怒ったりしているのを見たことがありません。



むしろ看護師さんにいじられたりしているのを見るくらいです。
世間話もしますし、医事課の飲み会などにも参加をしてくれたりと、心の広い先生が多い印象です。



・【整形外科の先生】
嫌いです(笑)。
基本的には俺様主義の先生が多いです。



そのために、医事課がミスをすると思のすごい剣幕で怒っています。
患者さんに対して、優しかったりもしますが、どこか偉そうなのが気に食わないという人もいます。



俺様主義な対応が多いので、看護師さんからもあまり人気がなさ
そうです。

実際に整形外科の先生と世間話などをしたことがありません。



本当にお仕事の話以外しませんし、何か確認をするにもなんか
いや~~~な空気がします。




・【これから医療事務を目指す人へ】

医療事務において、先生と関わらずにお仕事をするなんて不可能です。
ただの事務作業がおおい職種ですが、コミュニケーション能力は
高くないと務まらないのかもしれません。




実際に先生に名前と顔を覚えてもらうのも大変です。
そのあたりも色々と考えておかないと、結構苦労しちゃうかもしれませんね。



ちなみに、私の病院は200床程度の中ぐらいの病院です。
もっと大きな大学病院などでは、先生はもっと態度がでかくて、
嫌な性格の先生も多いとか・・・




実際にそんな病院で勤務したことがないので、なんとも言えませんが、先生のご機嫌取りも医療事務の立派なお仕事なのです。





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