さて、最近災害が多いですよね。
前回の記事から引続き、災害に関しての内容となっております。
前回はこちらからどうぞ。



今回は災害(震災)が起こった際に医療事務として、何ができるのか。
何をしたらいいのか、ということを簡単に考えてみました。
何かしらの参考にしていただければと思います。


・【震災にあったら、なにが正解?】
もし自分が務める病院(地域)で震災にあったとしましょう。
その際、医事課職員であるあなたならどうしますか?


①逃げる(笑)

②助けを呼ぶ(笑)

③身を守る(笑)


正直、上記のどれも間違いではないと思います。
ですが医療機関で勤務するなら、もうすこし別の行動があるのかなと・・・。
医療事務は医療行為ができません。


なので患者さんがどういった状態であるのか確認をしたところで、役にたたないでしょう。
だって患者さんが怪我をしていたとしても、何をしたらいいかわからないですし。
正直、看護師さんからしたら邪魔でしょうね。
ですから医事課は医事課のできることを最大限しましょう。


・【医事課職員のできること】
まずはドアが正常に稼動するのかを確認しましょう。
建物自体がゆがんでしまい、ドアが開かなくなる可能性があります。
なので震災にあったとき、ドアは積極的にあけていきましょう。


ドアもそうですが、エレベーターが稼動しているのかどうかも重要です。
こんなのは動いているか、とまっているかをみるだけですので医事課職員でも把握できます。
エレベーターが止まっていたら、入院患者さんを1Fに下ろすことが困難になります。


さらには食事の配膳困難になっちゃいますね。
はい!!そこのあなた!!!
食事の配膳なんか医事課に関係無いとかおもっちゃダメです。


もし入院患者さんの家族から問合せでもあったらどうしますか?
「食事?医事課に関係無いから、よく知らないです~」
とか答えますか?
病院の窓口になっている以上、病院のことは把握しておきましょうね。


次に医事課職員が出来る事・・・。
病院の設備に問題が起こっていないか把握しましょう。
もしレントゲンが使えなくなったら。もし検査が行えなくなったら。


このような問題が起こっていないか把握しておきましょう。
検査等が一切行えないなら、病院として機能しなくなっちゃいます。
そうなると、震災で怪我をした患者さんを診ることもできないですからね。


さらには電子カルテが正常機能しているかも、確認が必要ですね。
こちらも異常が起こっているなら、早急に対応が必要となります。
PCを起動させてログインできるのか。
そのような簡単な確認だけでも行うべきかと思われます。


・【当院の場合】
当院が震災にあったのは、朝の8時頃でした。
この時間帯になってくると、外来患者さんがちらほら来院されています。
そんなときに地震が起こったので、まずは来院されている方に怪我をされた方がいないかどうかの確認も必要ですね。


そしてレントゲンや検査に問題がないのかを確認を終えたなら、外来診察を行うのかどうかを院長・事務長に確認する必要もあります。
当院は通常通り外来診察を行いました。
大きな問題はなかったのです。強いてあげるなら壁にひびが入ったりしたぐらいですね。


ちなみにですが、当院の医事課職員は何もできない・なにもできていないです。
8時すぎになったら、ちらほら医事課の職員が出勤してくるのですが、大概の職員が地震が起こった際に何をしていたのか、どういった状況だったのか等を報告していました。


正直「どうでもいいです」。
出勤しているのなら無事を確認できているということですから、それ以外の情報なんかいらないですよね。
ましてや一職員がなにをしていたかなんて「誰が興味あんねん!!」って感じです。
(ヤナギブソン状態ですね・・・)


これは仕方ないですね。
だってうちのトップがそうなんですもの。
正直地震が起こった際、なにも役にたってないと思います。


さらにその後の余震では、ちょっと揺れたぐらいで「キャー、キャー」騒いでいました。
これも問題です。
医療機関に務めているなら、患者・来院者の不安をあおるようなこと(動作・言動)は控えるべきです。
「いちいち騒ぐなよ」と内心おもってました。


一応、私自身の上司なので何も言いませんでした。
(なにも言えなかった苛立ちをここで全部だしてますが・・・)


・【まとめ】
医療事務として震災にあったら、病院の機能が正常かを確認・把握しましょう。
ヤナギブソン状態にならないように気をつけましょう。
患者さん・来院者の不安をあおるような行動もひかえましょう。



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